<ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12:侍ジャパン-台湾>◇23日◇東京ドーム
決勝進出が決まった台湾代表が、不可解な予告先発の変更を断行した。当初前夜に発表されていた林■(■は日の下に立)■(■は王ヘンに民)投手(リン・イクビン=21、ダイヤモンドバックス傘下3A)から陳柏清投手(26)への先発変更が発表された。陳は2試合連続先発となる。決勝で林を投げさせるための温存策と思われ、同じく決勝進出を決めた侍ジャパンサイドには疑問の声が出ている。
第1試合でのベネズエラ-米国戦で、米国勝利が日本と台湾の決勝進出条件だった。関係者によると、試合中の米国リードの時点で変更の申し入れをしてきたという。予告変更の一報を受けた日本側も「スポーツマンシップに反する」と反論。主催するWBSCは、台湾に罰金3000ドル(約47万円)に課すことで変更を認めた。また日本側は、同じ左投手を先発させるよう要請。台湾はいずれも受け入れ、陳の先発が決まった。
消化試合であり決勝前哨戦となったスーパーラウンド第3戦開始前から、一波乱が巻き起こり、極めて異例の事態となった。