ドジャースで今季三塁コーチを務めたディノ・イーベル氏(58)が23日、大谷翔平投手(30)の2年連続3度目のMVP獲得を祝福した。プレミア12では米国代表コーチを務め、練習後に対応。「まず最初にショウヘイとご家族におめでとう。次に、彼は本当にMVPに値する、ナ・リーグで最高の選手だ。50盗塁以上をして50本塁打以上を打った。チームをワールドシリーズ優勝に導いた」と顔をほころばせた。
DHではメジャーリーグ史上でも初の快挙となった。「最初の男となったのか。私にとって、彼を2018年でマウンドで見た時から、世界中で最高の選手だと思っていた。来年は投手もやる。ドジャースファンは打者の彼しか見ていない。両方やったら、またMVPになると思う。またワールドシリーズにも行くことを助けるだろうね。彼はそれが幸せなんだ」。投打二刀流を復活することで、3年連続MVPも予想した。
今季、大谷に送ったアドバイスは単純だった。「ビー・ショウヘイ・オオタニ(大谷翔平であれ)。他の者になろうとしなくていい」。理由は「そのままであっても良い攻撃選手で、良い走者でもある。チームの勝利を助ける」から。「彼は大きな契約でドジャースに来て、大きなプレッシャーを抱えていた。ファンやチームは彼を愛し、助けるから、ショウヘイでいるだけでよかったんだ」。能力は分かっている。信じているから、背伸びせず、ありのままの姿でいい。注文をつけることなどない。愛情深い目線で見守られ、大谷は移籍1年目でのMVPを獲得した。【斎藤直樹】