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【川崎F】「45分マッチ」小林悠弾で追いつく 鬼木達監督「自分としては非常に満足しています」


川崎フロンターレは、雷雨により中断された試合の後半45分を戦い、浦和レッズと1-1で引き分けた。試合開始10分でFW小林悠がヘディングでゴールを決め、チームに貴重な同点弾をもたらした。試合前準備として、鬼木達監督は特に高負荷のウォーミングアップやパワープレーの練習を行い、選手たちのアグレッシブなプレーを引き出した。脇坂泰斗の不在を補う形で小林が得点を決め、鬼木監督はこの準備と選手たちの頑張りに満足感を示した。

川崎F鬼木監督(2024年撮影)

<明治安田J1:浦和1-1川崎F>◇第28節◇22日◇埼スタ

川崎フロンターレが浦和レッズとの「45分マッチ」に1-1で引き分けた。

8月24日に、雷雨によって0-1の前半45分で中断した試合の後半だけが行われ、開始10分にセットプレーの流れからFW小林悠(37)が頭で合わせてゴールネットを揺らした。

その後も攻め立てたが、追加点は奪えず、勝ち点1を分け合う形となった。鬼木達監督(50)は、「非常にもう誰にも想像つかない、予想ができないようなゲームでしたけども、自分たちもそういった中で、準備を含めてやれることを全てやろうという中で、選手はスタートから本当にアグレッシブに戦ってくれた」とうなずいた。

普段は試合に向けてスタメン競争があるが、今回は出場選手が決まっていた。唯一、当時出場していたMF脇坂泰斗主将(29)が負傷中のため、一枠を皆で争うイレギュラーな形だった。鬼木監督は「試合に出た選手だけではなくて本当にチーム一丸となって全員がこの日に向けて戦ってくれたので、自分としては非常に満足しています」。

試合に向けてあらゆる想定のもと、準備を進めた。トレーニングではパワープレーの練習にも取り組み、試合前には普段よりも強度の高いウオーミングアップを敢行した。その結果、脇坂の代わりで出た小林が期待に応える活躍をみせた。指揮官は「誰をスタートにするかというのは悩みましたけど、やはり点を取るというところでエースをやっぱり入れるべきだろうということで最初から投入しました」と起用の意図を説明。直近の練習試合でも得点を決めていたといい、「しっかりと結果を出したユウが、また本番でも結果を出した。本当に素晴らしい姿勢を見せてくれたと思っています」と絶賛した。【佐藤成】

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