<明治神宮大会:東洋大姫路6-1二松学舎大付>◇高校の部準々決勝◇22日◇神宮
21年ぶり3度目出場の二松学舎大付(東京)は、東洋大姫路(兵庫)に敗れて初の準決勝進出とはならなかった。
好機であと1本が出なかった。打線は10安打で何度も得点圏に走者を進めたが、相手左腕の伸びある直球と落差あるチェンジアップを打ちあぐねた。6点を追う8回に1点を返すも、反撃はここまで。
投げては先発した河内紬(つなで)投手(2年)が粘投も、6回に手痛い追加点を許し5回2/3を4失点。救援したエース及川翔伍投手(2年)も8回に2失点してリードを広げられた。及川は「力不足でした。真っすぐも何もかも、足りていない」と反省。
秋季東京大会を制し、来春センバツ出場が濃厚となっているが、「この冬に変化球の精度、直球のスピードを上げて全てレベルアップしないと通用しない」と厳しい表情だった。
市原勝人監督(59)は「6回の3点目が大きかった。投手陣の安定感がこの冬勉強するところかなと思いますね」と悔しさをにじませた。