ソフトバンクの城島健司会長付特別アドバイザー兼シニアコーディネーター(48)が21日、来年1月1日付で新設される「チーフベースボールオフィサー(CBO)」の就任会見を福岡市内のホテルで行った。同職は外国人調査やトレード、ドラフトなどの編成業務を取り仕切る実質的なフロントトップ。現役時代に9年間一緒にプレーした現場トップの小久保裕紀監督(53)との二人三脚で、王イズムを継承した常勝ホークスづくりに力を尽くす。
城島氏との一問一答は以下のとおり。
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-CBO就任を王会長に報告した時は
城島氏 「小久保と一緒に頼むな」みたいな話でしたね。会長も言ってました。「釣りはどうするんだ」って。(小久保)監督も釣り番組を心配してましたけど、僕はよっぽど釣りを楽しそうにしているんでしょうね。
-日本ハムには栗山CBOがいる
城島氏 役職がそれぞれ違いますからね。仰々しいですって。「CBO」って言わないでね。「ジョー」のままでいいから。
-FA権を行使した甲斐の引き留めが初仕事に
城島氏 そこはまだ何も。報告は受けてますけど。僕の仕事は1月1日から。それ以降に必要なら、その仕事もあるかもしれないです。
-個人的として甲斐への思いは
城島氏 FAを取ることは彼が1軍で頑張ってきた証しですから。しかも彼は育成(選手)から日本を代表するキャッチャーになって、FAを取得したわけですから。その権利を使うか使わないか、それは本人が決めることです。
(自ら続けて)
城島氏 ただ、ホークスにとって彼は功労者。チームの人間としてはもちろん残ってほしいですけど、彼も野球人。「残って」って言って残ってくれるぐらいなら言いますけど。彼の人生ですから、しっかり決めてほしいなと。ただ、ホークスからすると彼なくて、この何年間の強いチームはなかった。その点では残ってくれることを期待していますね。