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【プレミア12】高橋宏斗「世界一」「世界一」「世界一」「世界一」中5日、万全の状態で米国戦


侍ジャパンの高橋宏斗投手が、「WBSCプレミア12」のスーパーラウンド初戦、米国戦に先発出場する。先日の韓国戦で4回2失点で降板したが、5日間の調整期間を経て、カーブとカットボールの微調整を行い、万全の準備でマウンドに上がると宣言した。昨年のWBCで世界一の経験を持つ高橋は、米国との対戦が再び実現することで、緊張感を持ちながらもチームを勝利に導く意欲を示している。また、怪我でチームを離れた鈴木翔選手の思いも胸に抱き、「初回から全力で戦い、後悔のないようにする」と力強く語った。

投球練習する高橋(撮影・垰建太)

世界一を知る快速右腕が2連覇へ向け、チームの勢いを加速させる。侍ジャパン高橋宏斗投手(22)が、「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」のスーパーラウンド初戦となる米国戦(東京ドーム)に先発。15日の韓国戦では4回2失点で降板したが、中5日の調整期間で修正をかけ、万全の状態でマウンドに上がる。

   ◇   ◇   ◇

スーパーラウンド初戦の米国戦に先発する高橋は、グラウンドで行われた約4分間の取材の中で、「世界一」を4度言葉にし、先発マウンドにかける思いの強さを表現した。

「自分の今年ラストの先発登板になると思うので、悔いだけは絶対に残さないように、チームが勝てるように、世界一になれるようにっていうことだけを考えてマウンドに上がりたいなと思います」

15日の韓国戦では4回2失点で降板。シーズンで1本だった本塁打を浴びた。中5日の調整期間では疲労を取ることを最優先しながら、カーブ、カットボールの使い方を微調整。「昨日、ブルペンでいい形で入れた」と手応えを示した。

昨年のWBCでは世界一を経験した。決勝の米国戦では、リリーフで1回を無失点。1球、1アウトの重みを知る。WBC以来の米国との対戦に「しっかりとスイングをかけてる選手もいますし、ホームランもこの大会入ってたくさん打ってる人もいるので、まずは細心の注意を払いながら」と気を引き締めた。

ケガで離脱した鈴木翔の思いも胸に、マウンドに上がる。スーパーラウンドを前にチームを離脱し「そらさんのために、頑張りたいなと思っています」と誓いを立てた。「初回から飛ばして。出し切ったと思って、マウンドを降りられるように、1回1回の積み重ねだと思います」。世界一へ弾みをつける投球を心に誓った。【久保賢吾】

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