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【広島】中村奨成が秋季キャンプ完走「取り組む姿勢も大人に」成長認める新井監督はオフの注文も


広島カープの中村奨成外野手(25)は、今年の秋季キャンプを完走し、フォーム改良やバットの向きの調整に取り組みました。秋季キャンプ期間中、新井監督の助言を受けてバットの先を投手側に向けるなどの改良を行い、1スイングごとの確実性を追求しました。今シーズンは自己最多の70打席に立ちながらも打率1割4分5厘、本塁打ゼロに終わり、危機感を抱いて過ごしたキャンプでした。指揮官の新井監督からは、姿勢を認めつつ、オフシーズンの過ごし方が来年の結果に影響すると期待を寄せられました。中村は来シーズンに向けて体重を増やし、筋力向上を目指す肉体改造を決意。8年目を迎えるにあたり、1軍スタメン入りを目指す強い意志を持っています。

広島中村奨成(2024年撮影)

広島中村奨成外野手(25)が20日、3年ぶりの参加となった秋季キャンプを完走した。

今キャンプではこれまで高く構えていたグリップの位置を下げ、無駄のないフォームに取り組んだ。キャンプ途中には新井監督の助言からバットの先を投手側に向ける改良を加えながら、完成度を高めた。「例年以上に振ったと思います。漠然とやってもただこなしているような練習になってしまう。何が今年打てなかったかなと考えた」。量だけでなく、1スイング、1スイングの確実性にもこだわった。

大きな期待を背負って入団し、7年目のシーズンを終えた。今季は自己最多70打席に立つも、打率1割4分5厘。本塁打ゼロに終わった。危機感を胸に17日間を過ごした。新井監督は「練習に取り組む姿勢も大人になっていると思う。来年に向けて期待のできる秋季キャンプになっていました」と認めつつ「シーズンオフをどう過ごすかが大切。来年、自分のすべてをかけるんだという気持ちで、このオフを過ごしてもらいたい。それだけいいものを見せてもらった」と注文をつけた。

指揮官の期待に応えるため、中村奨はオフは体重を85キロから90キロ台に増やす肉体改造を決意した。「体重を上げながら、筋力を上げながら、動ける体をつくっていこうと思います」。自己改革して、外野の一角を狙う。「力負けしないように。キャンプからしっかりアピールして、開幕からずっと1軍のスタメンで出られるように。目標もそこなので、結果を出していきたいと思います」。結果が求められる8年目へ、強い覚悟を持ってオフを過ごす。【前原淳】

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