オイシックスは20日、ハードオフエコスタジアム新潟で新首脳陣就任会見を行った。
昨季に投手コーチを務め、来季から内部昇格の形で指揮を執る武田勝新監督兼投手コーチ(46)は「新潟というチームを作り上げていただいたその後を引き継ぐためにも、チームで考えを1つにして、前に進んでいきたい」と意気込んだ。
日本ハム時代には、直球は常時130キロ台ながら、多彩な変化球と抜群の制球力を誇る軟投派左腕として、82勝を挙げた。橋上秀樹前監督(59=巨人1軍作戦戦略コーチ)と同様に、守りを第一としたのチームを目指す。「1点を大事にする野球ですよね。相手よりミスを1つでも少なくすれば、勝つ確立ってのは上がると思いますから。その基本を大事にしていきたい」と話した。
会見に同席した野間口貴彦チームディレクター兼ヘッドコーチ(41)とは社会人シダックスからの縁で、来季からは両輪としてタッグを組むことになる。「頼りない僕ですけども、隣にいる『鬼の野間口』がいますから、しっかり彼と力を合わせて頑張っていきたい」と決意を語った。【大島享也】
◆武田勝(たけだ・まさる)1978年(昭53)7月10日生まれ、名古屋市出身。関東第一高、立正大、シダックスを経て、05年大学・社会人ドラフト4巡目で日本ハム入団。13年に開幕投手を務めるなど、通算244試合で82勝61敗、防御率3・02。16年に現役引退。18、19年にBCリーグ・石川の監督に就き、20~22年まで日本ハム投手コーチ。23年からオイシックス投手コーチ。176センチ、73キロ。左投げ左打ち。