<明治神宮大会:東洋大姫路10-0聖光学院>◇高校の部1回戦◇20日◇神宮
7年ぶり2度目の神宮に立った聖光学院(東北・福島)が初勝利を目指したが、東洋大姫路(近畿・兵庫)に10-0の5回コールドで敗れた。
先発の大嶋哲平投手(2年)が1回2死一、二塁から左翼ポール直撃の3ランを献上。その後も相手打線の快音は鳴り止まなかった。
先制された後の2回。先頭の竹内啓汰主将(2年)が中前安打で出塁。「3点先制されましたけど、引いたら負けだと思って、『もう行くしかないぞ!』という姿勢をみせるための打席になりました」と気迫溢れる安打だった。
だが、打線は好投手を前に2安打と沈黙した。7年前と同じ初戦敗退となり、1勝の壁を痛感。主将は試合後に涙を浮かべ「出場するだけで、そこで戦えなければ意味がないと思うので、改めて高い壁に気づかされました」と口にした。悔しさ忘れず前へ進む。