【広島】中村貴浩、極秘の打ち込みで悪癖改善へ「飛距離は出るように」新井監督からの直接指導も

新井打撃コーチ（右）と新井監督（中央）から指導を受ける広島中村（撮影・前原淳）

広島中村貴浩外野手（24）が18日、極秘の打ち込み練習を行った。午前中に行われた実戦守備練習では、外野陣が走者や打者を務める中、中村貴は1人、右翼後方のブルペン内にこもった。新井良コーチらと約1時間、振り込んだ。テイクバックを背中側に引くことで体の開きが早くなる悪癖改善が目的。2年目の今季も速球の対応にも苦しみ、11試合で打率2割8厘。5安打すべて単打と、持ち味の長打力を発揮できなかった。「来年の勝負はもう始まっているので、自分に負けないようにしたい」。試行錯誤を続けながら、この日テイクバックを捕手側に引くように修正。左ひじの使い方も変えたことで、打撃練習では内角球もとらえられるようになった。

午後の打撃練習中には、新井監督からも身ぶり手ぶりで直接指導を受けた。「飛距離は出るようになった。バットの出し方がスムーズになった感覚があった。午後からの打撃練習ではいい感じだったので、明日の紅白戦でどうなるか」。今年最後の実戦で手ごたえをつかみ、キャンプを打ち上げたい。