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【阪神】育成3位早川太貴「きつかった」仕事と野球の両立 朝4時半から練習の経験生かし「1軍」へ


阪神育成ドラフト3位指名のくふうハヤテ・早川太貴(24)が、支度金300万円、年俸300万円で仮契約を結びました。彼は公務員としての経験を生かし、プロ野球での成功を目指しています。元市役所職員で、ウイン北広島でプレーしていた際は、勤務前に練習するなど、時間を効率的に使い野球と仕事を両立しました。今季はウエスタン・リーグで防御率0.35を記録し、実力を証明。プロ入り後は工夫を凝らす姿勢で、地元での凱旋を夢見ています。

くふうハヤテ・早川太貴(2024年10月30日撮影)

公務員魂で“くふう”を重ねて支配下に上り詰める! 阪神育成ドラフト3位で指名されたくふうハヤテ・早川太貴投手(24)が18日、静岡市内のホテルで入団交渉に臨み、支度金300万円、年俸300万円で仮契約を結んだ。

今季ウエスタン・リーグ阪神戦に先発4試合を含む6試合に登板し、防御率0・35と実力を示した右腕。「支配下に上がって1軍で活躍できるように」。公務員として働いていた経験を生かし、目指すは支配下昇格後の地元凱旋(がいせん)だ。

国立大出身で元・市役所職員という異色の経歴を持つ。今季くふうハヤテでプレーする前は社会人クラブチームのウイン北広島に所属。朝練がある日は午前3時起きで午前4時半から勤務前に練習するなど、野球と仕事を両立していた。「きつかった」と振り返る経験だが無駄ではなかった。「本当に少ない時間の中でしか練習できなかった。時間の大切さというか、限られた時間でもやることの優先順位を決めて、何が必要かを考えながらやるのは今でも生きている」。プロでも早川ならではの工夫で活躍を目指す。

かつての職場は昨年開業した日本ハム本拠地のエスコンフィールドがある北広島市の市役所だった。同球場まで徒歩で行くことのできる近さ。それでも「ずっとプロを目指してやっていた。入ってから自分がプレーヤーとして入れたら一番かな」と球場内に入ったことはなかった。「投げる時に入れるのが一番いい」。近くて遠かった聖地での登板を夢見る。【塚本光】(金額は推定)

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