<ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12:侍ジャパン7-6キューバ>◇17日◇天母
侍ジャパンの藤平尚真投手(26)が、最大のピンチをしのぎ勝利をもたらした。1点リードの9回。「0で帰ってくればいい」とだけ思いマウンドへ向かった。1死から連打と死球で満塁のピンチを背負うも「シーズン中で何回もあったんで。緊張してても意味ないし、バックは本当にいい選手ばっかりなので。仲間を信じて投げて、とてもいいピッチングができた」と最後は2者連続三振で試合を締めた。
10日の強化試合チェコ戦、初戦のオーストラリア戦、2戦目の韓国戦と9人全てを空振り三振で斬る快投で注目を集めた。この日の登板で連続三振は途切れたが、むしろ好都合。「ずっと意識しちゃうと思うんで、途切れてよかった。1回途切れて、ここからはもう1つ1つアウトを取っていければ」と謙虚だった。
スーパーラウンド進出を決めたが、「そこで終わりではない」と見据えるのはさらに先だ。「しっかりスーパーラウンドで勝つことがやっぱり大事だと思うんで、そこはもうみんなわかってると思います。自分もやるべきことをしっかり引き続き頑張りたい。本当にスーパーラウンドが楽しみですし、絶対優勝したい」とマウンド同様に力強い言葉で締めた。