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【大学サッカー】明大FW中村草太主将が史上初の2年連続得点王&アシスト王「ものすごく自信」


明治大学は流通経済大学との試合で4-1の勝利を収め、第98回関東大学サッカーリーグ戦1部で2年ぶり8度目の優勝を決定した。エースFWで主将の中村草太は決勝ゴールを決め、2年連続で得点王とアシスト王を獲得する偉業を成し遂げた。中村は「チームと自分のやるべきことをうまく整理できた」と冷静にコメントし、1-1の状況を打開するボレーシュートを決めた。彼はチームを優勝に導き、ベストイレブンやMVPなどの個人賞を受賞。今季は精神面でも成長を感じ、自分の自信に繋がったと振り返った。彼の成長は監督の栗田大輔からも認められ、次の全日本大学サッカー選手権大会で明治のサッカーを貫きたいと意欲を見せている。

JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦1部の明大-流通経大戦で得点を決めた明大FW中村草太(撮影・佐藤成)

<JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦1部:明大4-1流通経大>◇第22節◇17日◇味の素フィールド西が丘

明大が最終節で流通経大に4-1の大勝を収め、2年ぶり8度目のリーグ制覇を決めた。

サンフレッチェ広島内定のエースFW中村草太主将(4年)は、決勝点を奪い、史上初の2年連続得点王&アシスト王の偉業を達成した。「意識はしていたんですけど、やっぱりチームのやるべきことと自分のやるべきことっていうところをうまく整理できたところが結果につながったのかなと思ってます」と冷静に振り返った。

1-1の後半34分にセットプレーの流れからボレーシュートを決めて勝ち越しに成功。わずかなコースを突く難しいシュートだったが「イメージ通り」。会心の一撃となった。

よりマークが厳しくなる中で結果を残し続けたことに価値がある。チームを優勝に導きベストイレブン、MVPなどと個人賞を総なめにしたが、慢心は一切無い。「2年連続タイトルを取れたところは、ものすごく自分の自信にもなりますし、うれしい」とした一方で、「もっともっとやらなきゃいけないことがあるなと感じる1年でした。メンタル部分も含めて、やっぱりもっと鍛えていかなきゃいけない」と高い向上心を持っている。

主将として1シーズン過ごし、確かな成長は感じている。積極的に前に出るタイプではなかったが、チームを引っ張る中で、一回り大きくなった。「立場が人を変える部分は多少あると思う。周りを見られるようになったというか。1歩下がって俯瞰(ふかん)的に見られるようになったのがこの1年の成長」とうなずいた。栗田大輔監督からも「最後の方は本当にプレーも言葉も引っ張っていました。学生ミーティングでも変わってきたのを聞いてたので、本当に成長したと思います」と認められた。

最後に残るのは第73回全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)だ。「とにかくチャレンジャー精神でやっていきたい。あとは明治のサッカーをぶれずにやり続けたい。1戦1戦成長していきたい」。頂点まで駆け上がる。【佐藤成】

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