<ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12:侍ジャパン-ドミニカ共和国>◇17日◇天母
「戸郷飯店」店主が、カリビアンを料理する。侍ジャパンの巨人戸郷が、18日ドミニカ共和国戦(天母)に先発する。1次ラウンド最終戦。「一番は気にしすぎないこと。マウンドがどうこうとかデータどうこうは頭には入れますけど、そこまで気にしすぎても硬くなっちゃう」と絶妙な加減で火入れをする。
気を使ってきたのは白米。「(井上)温大とずっと部屋でご飯炊いています。(ご飯が)合わないから食べられないじゃ体重も減っちゃいますし」。炊飯器も購入して持ち込み、“客”の井上に振る舞う日々。今年3月の巨人の台湾遠征で学んだ。「米の違いを感じましたし、おいしいはおいしいので食べられますけど、夜おなかすいた時とかに食べたいなと思って持ってきたので結構役立ってますね」。銘柄は「恥ずかしいので言えないですね。めっちゃ売れちゃいそうなんで」と笑ったが「青森産かな。結構いい米です」と明かした。米は5キロを持参。レトルトカレー、みそ汁なども合わせ、台湾で臨時の“店舗”を構えた。
白米の力を信じている。近年は朝食に米を好む。昨夏には「体重も増えるし、体調とかもいいし。白米はなんかすごい(エネルギーになっている)気がします。遠征とか行くと必ずホテルなので白米を食べますけど、練習の時に白米を食べるとなんか動きがいいなとは思います」と話していた。日本での遠征先と変わらない環境を台湾でも-。「戸郷飯店」の店主が調理場を離れ、世界一へ刀を研ぐ。【栗田尚樹】