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夏の甲子園で実施した朝夕2部制について効果認める 来夏の実施について「検討していきたい」


第106回全国高校野球選手権で導入された朝夕2部制について、高野連の調査によると「効果がある」との回答が78%を占めた。観客の熱中症患者数が半減したが、選手のコンディション維持等への懸念も指摘された。今後も検討を続ける。

※写真はイメージ

日本高野連は15日、大阪市内で第106回全国高校野球選手権の運営委員会を開き、今夏の同大会で実施した健康対策などの報告を行った。

出場した全49チームにアンケートを実施し、開幕から3日間で初導入した朝夕2部制について「とても効果がある」と「効果がある」の回答が合わせて78%だったと発表。

また、観客の熱中症患者数は、昨夏の初日から3日間の受診者数109人から今夏は計53人と半減。選手の熱中症疑いは2部制の3日間は計8件の1日平均2・7件、4日目以降は計50件で1日平均4・5件だった。

アンケートの回答では2部制の効果を認めながらも、選手のコンディション維持や試合終了時刻の遅さなどへの懸念が目立ったという。来夏の2部制実施について、井本亘事務局長は「検討していきたい」と話すにとどめた。

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