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【西武】徳武定之さん死去 蛭間拓哉「僕にとっては東京でのお父さん。めちゃくちゃ悲しい」


元プロ野球選手で国鉄などで活躍した徳武定之氏が、悪性リンパ腫のため86歳で亡くなりました。徳武氏は東京都出身で、彼の教え子にあたる西武の蛭間拓哉選手は大きな悲しみを表しています。蛭間選手にとって、徳武氏は早稲田大学時代のコーチであり、「東京での父」のような存在だったと言います。彼は蛭間選手にプロ入りを目指すサポートをし、技術や人間性を教えたとされます。プロ入り後、蛭間選手は徳武氏を好物の洋食店で招待するなど交流を続けていましたが、最近は思うような成績を報告できず、今回の訃報に悔しさを滲ませています。来年は成績を上げ、良い報告をしたいという思いを語りました。

故・徳武氏(右)と早大時代の西武蛭間(蛭間提供)

プロ野球国鉄(現ヤクルト)などで内野手として活躍した徳武定之(とくたけ・さだゆき)さんが14日、悪性リンパ腫のため東京都の病院で死去した。86歳。東京都出身。

   ◇   ◇   ◇

徳武定之さんの死去に、教え子である西武蛭間拓哉外野手(24)は「僕にとっては東京でのお父さん的な存在です。めちゃくちゃ悲しいです」と声を落とした。現在は南郷キャンプに参加中。15日朝、母校の早大・小宮山監督から訃報を知らされたという。

蛭間が早大入学時、徳武さんがコーチを務めていた。「お前を絶対にドラフト1位でプロに送り出すって言ってくださって。技術もですし、早稲田の歴史の深さや、人としての部分もたくさん教わりました。本当に寄り添っていただきました」。キャンプ終了後に、あいさつに行く約束も電話で交わしていた。

プロ入り後は故人が好きな西洋料理店で「稼げるようになったので」とごちそうし、喜んでもらったこともあったという。「でもこの2年間、いい報告が全くできていないので。もっと活躍して喜んでいただきたかったので、悔いが残ります。来年は絶対にいい報告ができるように」と勝負のプロ3年目へ決意を新たにした。

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