第三腰椎分離症から復活を期すオリックス山下舜平大投手(22)が13日、大阪市・舞洲の球団施設でスローイングを再開した。
リハビリメニューの一環で、約1カ月ぶりにボールを手に取った。腰にコルセットを巻いたまま、ボールの両端を切り取った円盤形のトレーニングボールなどを使用。腰を捻転させず手投げのような形で行い、約10メートルの距離で軽めのスローイングを繰り返した。
現在は課題だったという肩周りなどの可動域を広げることに取り組んでおり「意外と投げやすく入れたかな。スローイングは続けていくと思います」。12月中にも本格的なキャッチボールを再開できる予定で「12月中には治って、普通の正常な体でトレーニングができると言われています」と説明した。
23年は9勝を挙げ、柱の1人として期待された今季は3勝にとどまった右腕が、完全復活へ1歩ずつ着実に歩みを進めている。