<東京6大学野球:明大-早大>◇12日◇優勝決定戦
楽天にドラフト1位指名された明大・宗山塁内野手(21=広陵)が、早大との優勝決定戦に「3番遊撃」でスタメン出場した。
1回2死での第1打席は、早大のエース右腕伊藤樹投手(3年=仙台育英)と対戦。2ストライクから100キロのカーブを捉えたが、一塁ベース寄りにシフトしていた二塁手の正面を突いて二ゴロとなった。
明大は早大と勝ち点、勝率でともに並び、優勝決定戦に臨んでいる。勝てば明治神宮野球大会(神宮、20日開幕)で、名城大と環太平洋大の勝者と23日に対戦する。
宗山は今季リーグ2位の打率4割、2本塁打、12打点をマークし、通算88試合で118安打を放ちリーグ歴代7位。1年の春、秋のリーグ戦は新型コロナの影響で10試合制だったこともあり、1位の明大OB高山俊(オイシックス)が102試合で達成した131安打には及ばなかったが、高山を上回るペースで安打を重ねた。
10月24日のドラフト会議では、5球団競合の末に楽天が交渉権を獲得した。