国内FA権を行使せず阪神残留を決めた糸原健斗内野手(32)が12日、甲子園で取材に応じた。
合意した契約条件は現状維持の7000万円。複数年契約も提示されたが、1年1年で勝負したい気持ちが強く、自ら単年契約を選んだことも明かした。
「やっぱりこのチームが好きだし、このチームでもう1回優勝、日本一を味わいたいと思って決めました。球団から来年も力が必要という言葉をいただいて、素直にチームのために来年からも頑張ろうという気持ちになりました」。晴れ晴れとした表情で語った。
藤川球児監督(44)にも電話で報告。「『一緒に頑張ろう』という言葉をいただいた」と明かした。
入団以来、8年間過ごした阪神愛を隠さず「好きなチームです。このチームでチームメートと監督、コーチ、裏方さんらと一緒にもう1度、最高の1年にしたい」ときっぱり。ファンに対しては「僕が打席に立ったりしたら、すごい声援をくれる。その熱いファンの方の前で来年プレーすることをモチベーションとしたい」と感謝も込めた。(金額は推定)