阪神は12日、糸原健斗内野手(32)が今季取得した国内FA権を行使せず残留すると正式発表した。
今年4月にFA権を初取得。熟考の末に来季も愛着のある縦じまユニホームに袖を通すことを決断した。
11日に32歳の誕生日を迎えたばかりの阪神屈指の人気選手。開星(島根)、明大、JX-ENEOSを経て16年ドラフト5位で入団。8年目の今季は、主に左の代打の切り札として89試合に出場。特に前半戦は驚異的な仕事ぶりで「事起こし職人」として何度もチームを救った。佐藤輝明内野手(25)が不振の際には三塁で先発し、巧打堅守でカバーした。
ムードメーカーや野手のまとめ役としても、かけがえのない存在になっていた。