全米野球記者協会(BBWAA)が11日(日本時間12日)、今季の各賞最終候補を発表し、ドジャース大谷翔平投手(30)がナ・リーグMVPの最終候補3人のうちの1人に入った。
大谷は今季、右肘手術後のリハビリのため投手としては登板せず、DHとして打者に専念し159試合に出場。打率3割1分、54本塁打、130打点、59盗塁で本塁打と打点でリーグ2冠に輝き、前人未到の「50本塁打、50盗塁」を達成した。出塁率、長打率、OPSも同トップで、MVPの選出に重視されるといわれるWARはbWARが9・2、fWARが9・1でいずれも同トップとなっている。
MVP受賞者の発表は今月21日(日本時間22日)、米専門テレビ局MLBネットワークの特番で米東部時間午後6時(日本時間午前8時)から発表される。
大谷がMVPに輝けば、エンゼルスに所属していた昨季に続き2年連続3度目。DHのみで出場した選手としては史上初のMVP選出となる。またア、ナ両リーグでMVPに選出されれば、フランク・ロビンソン(61年にレッズ、66年にオリオールズ)以来史上2人目となる。