目指すは土佐の黒潮バッテリーだ! 阪神育成2位四国IL・高知の嶋村麟士朗捕手(21)が10日、高知・安芸で阪神と同球団が実施した野球教室に参加した。
イベントの最後に四国IL・高知出身の石井大智投手(27)がファンに向けて「甲子園でバッテリーを組めるように僕も頑張りたい」と宣言。嶋村は「石井さんより僕の方が頑張らないといけない立場なので、早く1軍の舞台でできるように頑張ります」と燃えた。
指名直後で仮契約前に別のユニホームで阪神の選手らとともにグラウンドに立つ異例の光景。2分間で何回キャッチボールを出来たか争うキャッチボールクラシックやストラックアウトで子どもたちと交流した。「僕も小さい頃、プロ野球選手と野球教室をして、すごく楽しかったし、いい刺激をもらった。高知は野球人口が少なくなっているのでありがたいこと」。ガッツポーズを見せるなど楽しんだ。
石井の出身球団に所属しているだけでなく、高校野球生活を送った高知商は藤川監督と同じだ。「お願いします、ありがとうございますと言った」と大先輩の指揮官にあいさつしたことも明かした。同監督は「入る前の選手が元々いるチームメートと会える機会なんてないけど、(これから)増えてくるんじゃないですかね。球団間のつながりが大事」と話し「ファンの方たちは急がないと思いますから」と着実な成長を願った。【塚本光】