<明治安田J1:浦和3-0広島>◇第36節◇10日◇埼玉
浦和レッズは、MF原口元気(33)のJリーグ復帰初ゴールなどで優勝争いを繰り広げるサンフレッチェ広島に快勝し、J1残留を決めた。広島は3連敗で首位神戸との勝ち点差が3に開いた。
浦和は9月21日のFC東京戦から4連敗し、残留争いに巻き込まれていた。
この日も開幕戦で0-2と完敗した相手に、前半の立ち上がりは防戦一方。しかし45分、浦和は縦に速い攻撃を仕掛けMF渡辺、関根とつなぎ、最後はMF松尾佑介が左足でゴール左上に突き刺した。
広島ベンチは浦和MF渡辺にハンドがあったと猛抗議。しかし、ビデオ・アシスタントレフェリー(VAR)のチェックを経てゴールが認められた。
浦和は後半11分に、MF松尾のシュートをFWブライアン・リンセンがコースを変え追加点。後半41分にはカウンターから、途中出場の原口がMF前田のグラウンダークロスをゴール前で受けると右足を振り抜き、ボールは右ポストに当たりゴールに吸い込まれた。
広島は前半だけで17本のシュートを放ったが、浦和GK西川の好セーブなどもあり、浦和の堅守を崩さなかった。