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【Jユース杯】東京Vが28年ぶり優勝に王手 U―17代表仲山獅恩の決勝点で川崎Fに競り勝つ


東京ヴェルディはJユース杯準決勝で川崎フロンターレを2-1で破り、28年ぶり3度目の優勝に王手をかけた。前半4分に今井健人が先制ゴールを挙げ、その後仲山獅恩が勝ち越しゴールを決めた。試合後、主将の坂井倖大は自信を深めた一方で、後半は厳しい中でも耐え切ったことが勝因だと語った。決勝戦に出場する今井と仲山はU-17日本代表の遠征に参加中で不在となるため、チームはそのハンデを克服する必要がある。決勝では、ジェフユナイテッド千葉かサンフレッチェ広島と対戦する予定。

※写真はイメージ

<2024Jユース杯・第30回Jリーグユース選手権大会:東京V2-1川崎F>◇準決勝◇9日◇東京・AGFフィールド◇日刊スポーツ後援

初代王者の東京ヴェルディが、28年ぶり3度目の優勝に王手をかけた。

初優勝を狙った川崎フロンターレに、東京Vは前半4分に今井健人(17)が左足で先制点を、同点で迎えた同30分には仲山獅恩(17)がヘッドで勝ち越しゴールを挙げ、競り合いを制した。確かな技術や正確なパスが光った。

この大会は94年に始まり、東京V(当時ヴェルディ川崎)が初代王者になった。96年の第4回大会で2度目の制覇を遂げ、今回は28年ぶり3度目の日本一にあと1歩に迫った。

17日の決勝(大阪・ヨドコウ桜スタジアム)では、ジェフユナイテッド千葉とサンフレッチェ広島の勝者と対戦する。

ただし、東京Vはこの日ゴールを記録した今井と仲山が、9日から20日まで行われるU-17日本代表のクロアチア遠征に参加するため、決勝には出場できない。

▽主将坂井倖大(17)「川崎Fがうまくて、とても難しい試合だったが、これをものにできたのは自分たちの自信になる。後半はほぼボールにも触れず支配されている中で、自分たちも耐える時間が長くなった。ここをみんなでイメージを共有できていたので、後半は相手に得点を与えなかった要因と思う。(決勝は)いつも通りやって無失点、大量得点で勝ちたい」

▽仲山獅恩(今大会8ゴール目が決勝点)「いいボールがきたので、入って信じて流し込めたのでよかった。(U-17日本代表で)しっかり結果を残して(決勝戦の)大阪にいくメンバーに託したい」

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