J2清水の元日本代表GK権田修一(35)が、契約満了に伴い今季限りで退団する。
16強入りした22年カタール大会など、W杯に2度出場した守護神がチームを去ることになった。権田は21年、ポルトガル1部ポルティモネンセから清水に期限付き移籍で加入。Jリーグ復帰を果たした同シーズンのリーグ戦でフル出場を果たすと、完全移籍に移行した22年は主将を務めた。しかし、成績は振るわずチームはJ2に降格していた。
同年11月開幕のW杯では正GKとして計4試合に出場し、ドイツとスペインを連破して決勝トーナメントに進出。ブレークした大会後の去就が注目された中で「日本でプレーするならエスパルス以外はない」と公言し、J2に降格したチームに残る決断をした。
今季も開幕から35試合連続で出場したが、J1昇格とJ2優勝が決まった直近2試合はコンディション不良でメンバー外だった。3季ぶりJ1となる来季に向け、世代交代と若返りを図りたいクラブの構想から外れたとみられる。明日10日に行われる熊本との今季最終戦でのメンバー入りは流動的だが、同試合がサポーターとの別れの場になる。