<日本シリーズ:DeNA11-2ソフトバンク>◇第6戦◇3日◇横浜
4年ぶりの日本一を逃したソフトバンクは、チーム宿舎でミーティングを行った。
王貞治球団会長兼特別チームアドバイザー(84)は熱くチームを鼓舞。「絶対に勝つつもりで臨んだシリーズだったが、こういう結果になって大変残念だった。しかし、1年間の戦いを否定される訳ではなく、素晴らしい戦いをしてきたと思う。シリーズは勝てなかったが変に責任を感じずに、胸を張って来シーズンに向かって頑張ってほしい」などと訓示した。
就任1年目を終えた小久保裕紀監督(53)もナインの前に立った。「最高の形で終わることができなかったが、日本シリーズの負けの責任は私にあります。選手たちは最後まで精いっぱいやってくれたと思っている。このオフにどういうチーム作りをするか、良いところは引き継ぎながら改善するところは改善する。今年1年ペナントを戦った中で、ホークスとして決められたルールは、若手ベテラン関わらず、やりきってくれた。そこは本当に誇りを持ってくれたらいいなと思います。来シーズンは当たり前のことを当たり前にできるチーム作りを目指していく。オフに入る選手はゆっくり休んでもらって、来年への課題がある選手は課題に向けて取り組んで、また新たなスタートを切りましょう。今回のシリーズの責任は私にあります。勝たせられなくて申し訳ない」と頭を下げた。
ソフトバンクは今季4年ぶりにリーグ制覇も日本一奪還はならず。来季はリーグ連覇と5年ぶりの日本一を目指す戦いになる。