<日本シリーズ:ソフトバンク0-7DeNA>◇第5戦◇31日◇みずほペイペイドーム
DeNAが3連勝で日本一へ王手をかけた。
0-0の3回に2死一、二塁のチャンスを迎えると、筒香嘉智外野手(32)がソフトバンク先発大関のフォークを捉え、先制適時打。4回無死一、二塁で牧秀悟内野手(26)が141キロ内角直球を振り抜き、貴重な3ランを放った。来日初の中4日での登板となった先発のアンドレ・ジャクソン投手(28)が7回3安打無失点と熱投。チームでは29日の第3戦から26イニング連続無失点と強力ソフトバンク打線を寄せ付けなかった。
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▼DeNAが2試合続けて完封勝ち。シリーズの2試合連続完封勝利は99年第3、4戦のダイエー以来25年ぶり7度目。セ・リーグのチームでは51年第1、2戦の巨人、53年第4、5戦の巨人に次いで71年ぶり3度目で、DeNAでは初めて。第3戦の2回からは26イニング連続無失点。シリーズの連続イニング無失点記録は58年西鉄の26回(第5戦2回~第7戦8回)で、66年ぶりに最長記録に並んだ。第6戦の初回も無失点に抑えると、シリーズ新記録になる。
▼第4戦のケイに続き、ジャクソンが勝利投手。シリーズで2試合続けて同一チームの外国人投手が白星は、64年南海の第6戦スタンカ→第7戦スタンカ、16年日本ハムの第5戦バース→第6戦バースに次いで3度目。外国人投手2人で連勝は今回のDeNAが初めてだ。