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【巨人】阿部慎之助監督、西舘勇陽を熱く指導「先発で1年間やってもらいたい」


巨人の阿部慎之助監督は、秋季練習で西舘勇陽投手に先発ローテーションの一角として期待を寄せています。指揮官はブルペン投球中の西舘投手のもとに訪れ、約10分間にわたって投球フォームのアドバイスを行いました。西舘投手は今後、プエルトリコのウインターリーグに参加し、技術と精神面の成長を目指します。このシーズン、西舘投手は1勝3敗、防御率3.82を記録し、後半戦から先発練習を重ねてきました。また、メジャー挑戦を見据えて菅野投手の穴を埋めることについても監督は前向きに捉えています。

阿部監督から指導を受けながらブルペン投球する巨人西舘(撮影・上田悠太)

巨人阿部慎之助監督(45)が西舘勇陽投手(22)に先発ローテの一角として期待を込めた。

秋季練習3日目の31日、川崎市・ジャイアンツ球場の秋季練習でブルペン投球する西舘のもとに足を運んだ。約10分間、身ぶり手ぶりで投球フォームのアドバイスを送った。指揮官は「先発で1年間やってもらいたいというのは、こっちの願いなのでね」と奮起を促した。

異国の地で、技術も精神的にもレベルアップを求める。11月4日にプエルトリコに出発し、ウインターリーグで武者修行を積む右腕に「いろんな選手がいると思う。一緒にできるというのはプラスだと思う。自立という意味でもいい勉強になる」。

今季の西舘は28試合登板の1勝3敗20ホールドの防御率3・82。後半戦からファームで先発調整に励んだが、1軍での先発登板は1試合のみだった。2年目に向けて、体を大きく使う投球フォームに取り組む西舘は「自分の先発の流れをつくって、それを(来春の)キャンプでちゃんと発揮できるように」と課題を持って秋を過ごす。

今季15勝をマークした菅野がオフにメジャー挑戦する。「菅野の抜けた穴をどう埋めるかっていう。こちらは考えるのが楽しいですよ」と阿部監督。連覇の土台を築く実りの秋とする。

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