<ワールドシリーズ:ヤンキース-ドジャース>◇第5戦◇30日(日本時間31日)◇ヤンキースタジアム
ヤンキース先発のゲリット・コール投手(34)は、7回途中108球5失点でマウンドを降りた。4回まで被安打0に抑える快投を見せたが、一瞬の油断が大量失点を招いた。
5回だった。きっかけは味方のエラーだ。中堅・ジャッジの落球、遊撃・ボルペの悪送球が絡んで無死満塁とされた。昨季サイ・ヤング賞のエース右腕はここでギアを上げた。
150キロ台後半の直球、キレのある変化球でラックス、大谷を連続空振り三振に斬った。ピンチを切り抜けたかにみえたが、なおも2死満塁で2番ベッツのボテボテの一ゴロへの対応が後手に回った。ベースカバーに入れず、内野安打を許して1点を与えた。続くフリーマンに中前2点適時打、T・ヘルナンデスも2点適時二塁打を浴びた。
一時は同点に追いつかれたが、6回に打線が1点の勝ち越しに成功。その援護を守り後続に託した。