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強行出場の大谷翔平、悲願の世界一なるか 第1打席はヤンキースのエース右腕コールへ初球を強振


10月29日、ワールドシリーズ第4戦が行われ、ドジャースの大谷翔平選手(30)は左肩の亜脱臼を抱えながらも「1番DH」でスタメン出場しました。大谷は怪我にも関わらず試合に出場し、悲願のワールドシリーズ制覇に王手をかけています。初回の第1打席では、ヤンキースのエース、ゲリット・コール投手と対戦しましたが、強振した打球は浅いセンターフライに終わりました。この試合前にも、肩の精密検査で構造的な損傷は見られなかったものの、痛み止めの服用やテーピングを施しての強行出場となりました。亜脱臼は、関節が部分的にずれる状態で、時に再発を繰り返すことがあるため、通常は安静が推奨されます。しかし、大谷は代表的な選手と同様に、負傷を抱えながらもチームに貢献する姿勢を見せています。

ワールドシリーズ第3戦 世界一に王手をかけ、試合後に会見するドジャース大谷(2024年10月28日撮影)

<ワールドシリーズ:ヤンキース-ドジャース>◇第4戦◇29日(日本時間30日)◇ヤンキースタジアム

左肩の亜脱臼を抱えるドジャース大谷翔平投手(30)が、「1番DH」でスタメン出場。自身初のワールドシリーズ(WS)制覇に王手をかけている。

1回無死の第1打席、ヤンキースのエース右腕コールと対戦。初球の真ん中付近の直球を強振したが、バットの先で浅い中飛に終わった。

昨季サイ・ヤング賞のコールとは25日(同26日)の第1戦で対戦。3打数ノーヒット1三振に抑えられていた。

大谷は第2戦で盗塁を試みた際に左肩を負傷。精密検査の結果は左肩の亜脱臼のみで、構造的な損傷は見られなかったが、痛み止めの服用やテーピングを施して強行出場している。

◆亜脱臼 関節の位置にズレが生じ、脱臼しかかった状態。関節の可動域を超えた動作により、骨が関節から部分的に押し出されて発症する。痛みやしびれの症状が多い。骨が関節から完全に外れると脱臼になる。程度はさまざまで、阪神北條は18年に左肩を亜脱臼し、そのままシーズンを全休。21年には手術に踏み切るなど、再発を繰り返すケースがある。一方で、広島鈴木(現カブス)は16年8月に左肩亜脱臼を発症したが、プレーを続行してリーグ優勝に貢献した。一般的には、再発を防ぐために数週間は安静にする。

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