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【浦和】MF原口元気が2列目で生き生きプレー、横浜と0-0も「内容は良くなっている」


明治安田J1第35節で行われた横浜F・マリノス対浦和レッズの試合は、0-0の引き分けに終わりました。この試合で浦和の原口元気は、普段のボランチではなくトップ下でプレーし、攻撃のアクセントを加えました。試合終盤には得点のチャンスがありましたが、オフサイドでノーゴールに。この結果、浦和は勝ち点1を得ましたが、未だ残留確定とはなりません。この試合について原口は、攻撃的ポジションでのプレーを「楽しかった」とし、良い内容だったと手応えを感じています。次は首位サンフレッチェ広島との対戦が控えており、自信に繋がる試合になると意気込んでいます。

横浜対浦和 引き分けに終わりペットボトルを投げつけて悔しがる浦和原口(撮影・宮地輝)

<明治安田J1:横浜0-0浦和>◇第35節第2日◇30日◇日産スタジアム

浦和レッズは、横浜F・マリノスに0-0で引き分けた。

120分の死闘となった天皇杯準決勝から中2日の横浜に対し、シュート数は8本で横浜の10本を下回った。互いに決定機を決めきれずに終わった。

浦和は後半18分からMF原口元気(33)がトップ下に入った。今夏、浦和に復帰後はボランチの起用が続いていたが、本人が希望する攻撃的ポジションに入りパスやドリブルで攻撃にアクセントを付けた。後半37分にMF中島翔哉が投入されトップ下に入ると、原口は左MFへ入った。

後半43分、原口の右へのサイドチェンジのクロスから、途中出場のFW二田が頭で落とし、FWチアゴ・サンタナが右足でネットを揺らしたが、二田がオフサイドの位置にいたとしてノーゴールに。だが、浦和の意図した攻撃の形がはっきり見えたシーンでもあった。原口は「オフサイドになりましたが、途中から入った4人で練習からあの形でやっていた。そこは狙い通りだった」と振り返った。

浦和の復帰会見で攻撃的なポジションの希望を口にしていた。チーム事情で、ボランチの起用が多かったが、スコルジャ監督は徐々に、2列目で起用する場面が増えてきた。終盤はオープンな展開となり、原口や中島を起点にゴールに迫る場面が多かった。

希望のポジションでのプレーに「楽しかったですね」と話し「チームとしても内容が良くなっていると思う」と手応えを口にする。今回は勝ち点1を積み上げたが、残留確定はお預けになった。勝ち点1に「どっちに転んでもおかしくない試合。勝ち点1は妥当かなと思いますし。でも、向こうも(連戦で)疲れている中で、勝ち点3欲しかった気持ちもある」と悔しさも口にした。

次節は首位のサンフレッチェ広島。「違うレベルの相手だと思う。そこで、自分たちがどういうプレーできるか、来季に向けて大きな試合になると思う。この2試合が、まぐれまぐれではないという所を見せていけばさらに自信になると思う」と、11月10日の広島戦へ目を向けた。【岩田千代巳】

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