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【DeNA】骨折離脱の山本祐大が嫌いな牛乳飲んでベンチ入り「出られる状況になったら全力で」


DeNAの山本祐大捕手が約1カ月半ぶりに試合に復帰する。山本は死球により右尺骨を骨折していたが、リハビリを経てベンチ入りが可能となった。この間、彼は栄養管理と鋭意トレーニングを続け、特に魚をベースにした食生活と牛乳の摂取を取り入れた。彼にとって希望となったのは、過去に尺骨骨折から1カ月強で復帰した吉田正尚選手の例で、この情報をインターネットで検索して励みにしたという。完璧な状態ではないが、監督は山本の精神力を称賛し、彼の復帰によってチームの団結力を高めたい意向を示している。山本は100%のパフォーマンスではないが、チームをサポートし、出場のチャンスがあれば全力で取り組む意気込みでいる。

DeNA対ソフトバンク 試合前、練習を終えるDeNA山本(撮影・河田真司)

<日本シリーズ:ソフトバンク-DeNA>◇第4戦◇30日◇みずほペイペイドーム

DeNA山本祐大捕手(26)がベンチに戻ってきた。死球で右尺骨骨折してから約1カ月半。打撃練習では患部の右腕を守るアームカバーをつけながら快音を響かせ「まずはベンチに入れることに感謝してます。みんなをサポートしながら出られる状況になったら全力を出したい」と鋭いまなざしで言った。

もちろん100%の状態とは程遠い。尺骨神経にも近く、後遺症にもなりやすい箇所。三浦監督も「完璧かと言えば完璧じゃないと思います。けど、試合に出られる状態まで戻したというのは祐大の精神力だと思います」と称賛し、ベンチ入り1枠を託した。

山本もこの大舞台での復帰を信じてリハビリしてきた。離脱後、すぐにネットで尺骨骨折した過去の選手を検索。1カ月強で復帰した吉田正尚(現レッドソックス)の記事が出てきた。「希望になりました。計算したら日本シリーズ、そこしかないなと」。愛妻のサポートもあって魚系の食べ物を増やし、カルシウム摂取のために嫌いな牛乳も飲んだ。人望の厚い背番号50が、さらにチームを1つにする。

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