楽天の秋季キャンプが30日、楽天モバイルパークでスタートした。5年ぶりに復帰した三木肇新監督(47)をはじめ、新任のコーチ陣も参加。指揮官は練習前に選手、スタッフらの前で訓示し「うまい、下手ではなくて、苦手な練習でも頑張れているかどうか、得意な楽しい練習でも高いレベルでできているか、そういう姿を見たいと思う」などと話した。
「この時期って本当にこの世界では若い選手が一番力をつけられる時期」と強調した上で、今キャンプのテーマを問われると「鍛錬です」と掲げた。「基本的には走り込み、投げ込み、振り込む。投げる、走る、振るじゃなくて、数も含めてだけども、やり込んでいくというか」と語った。14日までの期間中は休日がわずか2日間と、この秋は練習量も求めていく。
また、この日は1、2軍のコーチ陣容が発表され、今季はヘッドコーチを置かない方針となった。その意図について三木監督は「自分自身も監督兼ヘッドコーチのつもりで、コーチたちもヘッドコーチ兼それぞれの部門のコーチっていうところで。みんながそういうチームを良くするために『みんながヘッドコーチ』っていう。チームをみんなで作っていくっていうところで、全員野球ですね」と説明した。