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ドジャース・ベッツ、初回守備の観客妨害に「僕は大丈夫だし、彼も大丈夫。ただ試合に負けた」


ワールドシリーズ第4戦で、ドジャースのムーキー・ベッツ外野手がヤンキースファンに妨害されるシーンが話題に。1回表、トーレスの飛球をフェンス際でジャンピングキャッチしたが、ファン2人によってグラブからボールが掻き出された。幸いにもベッツに怪我はなかった。その後、試合はヤンキースが11対4で勝利。シリーズ制覇に王手をかけていたドジャースはピッチャー陣が崩れ、決着は次戦に持ち越されることとなった。ベッツは試合後、妨害について冷静にコメントし、次の試合への準備に注力する姿勢を示した。妨害したファンはセキュリティによりスタンドを後にした。

ベッツが捕球したボールをスタンドのファンが奪おうとする(AP)

<ワールドシリーズ:ヤンキース11-4ドジャース>◇第4戦◇29日(日本時間30日)◇ヤンキースタジアム

ドジャースのムーキー・ベッツ外野手(32)が、問題となったシーンを冷静に振り返った。

1回無死、ヤンキースの1番打者トーレスの飛球を一塁側、右翼よりのフェンス際でジャンピングキャッチ。いったん捕球したが、ヤンキースファンの男性2人が、グラブからボールをかき出すように妨害し、ボールはこぼれ落ちた。

幸いベッツにケガはなく、その後もプレーを続行。試合後、この場面について「関係ないこと。僕は大丈夫だし、彼(妨害したファン)も大丈夫。ただ、試合に負けたということ。それだけを考えている。切り替えて、明日に向けて準備をする」と、毅然(きぜん)とした姿勢で話した。

初戦から3連勝でワールドシリーズ制覇へ王手をかけていたチームは投手陣が踏ん張れず、9安打11失点。投打がかみ合わず、決着は第5戦以降に持ち越しとなった。なお、ベッツのプレーを妨害したファンは球場のセキュリティースタッフに連れられ、スタンドを後にした。

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