阪神に育成ドラフト3位で指名された、くふうハヤテ・早川太貴投手(24)が30日、静岡市内で球団の指名あいさつを受けた。
宮脇則昭編成ディレクター(55)、畑山俊二統括スカウト(60)、担当の筒井和也スカウト(43)と対面した。
「スカウトの方からデータを用いて『通用するんじゃないか』と言っていただけたので、いままで頑張ってきたことが間違っていなかったのかなと思います。1日でも早く支配下を勝ち取ってチームに貢献できるように」
今季からウエスタン・リーグに新規参加したチームでドラフト指名1号。1年前まで北海道・北広島市役所で働く公務員で、トライアウトを受けて入団した異色の経歴を持つ。
今季は同リーグの阪神戦で6試合に登板(うち4試合に先発)し、防御率0・35。5月3日に甲子園で行われた試合では若虎打線相手に8回3安打、10奪三振。阪神戦で21イニング連続無失点の“虎キラー”だった。すでに実力は折り紙付きの右腕。「来年戦力になれるように頑張りたい」と力を込めた。
◆早川太貴(はやかわ・だいき)1999年(平11)12月18日、北海道生まれ。北海道・大麻高から小樽商大に進学。卒業後は北広島市役所で働きながら社会人チームのウイン北広島でプレー。今季からくふうハヤテに入団し、25試合出場で4勝7敗、防御率3・22。右投げ右打ち。185センチ、95キロ。