<ワールドシリーズ:ヤンキース-ドジャース>◇第3戦◇28日(日本時間29日)◇ヤンキースタジアム
左肩の亜脱臼を抱えながら強行出場するドジャース大谷翔平投手(30)を、同じく亜脱臼の経験がある日本ハム時代の先輩が心配した。
NHKBSでの中継では、日本ハムで15年から3年間ともにプレーした田中賢介氏(43)が、グラウンドレベルで大谷の様子を伝えた。田中氏は「スイング自体は変わらないが、痛いのは走るときではないか。腕を振ることが一番痛い。スライディングはすごく慎重にやらないといけない。左手を突いてスライディングができなくなる、違うところをケガしなければ…」と心配した。
大谷は第1打席で一度もバットを振らずに四球を選ぶと、左手でユニホームの胸元つかんだままプレー。フリーマンの2ランでゆっくりベースを1周する時も、左手で胸元をつかんだままだった。
田中氏は15年に利き腕側の右肩を亜脱臼。痛みを抱えたままCS終了までプレーを続けた。