<明治安田J2:栃木0-1清水>◇27日◇第36節◇カンセキ
J2清水エスパルスが3季ぶりのJ1復帰をつかんだ。アウェーで栃木Cを破って、今季2試合を残してJ1自動昇格圏の2位以内を確定させた。
昨季は、勝てばJ1自動昇格を決めることができたリーグ最終節のアウェー水戸ホーリーホック戦で、まさかの1-1ドロー。2位から4位に転落していた。回ったJ1昇格プレーオフでも、決勝で東京ヴェルディに1点リードの後半追加タイムに追いつかれ、ほぼ手中に収めていたJ1昇格を2度もこぼす屈辱を味わっていた。
今季は順調に勝ち星を積み上げ、王手をかけてから1分け1敗と足踏みはしたが、最後のアウェー戦で勝ち切った。勝てば無条件で22年以来3季ぶりの昇格が決まる中、前半0-0と苦しめられたが、後半5分にDF住吉ジェラニレーションが昇格弾。プロ入りした水戸時代からの恩師、秋葉忠宏監督に恩を返した。
試合後の、主な住吉の一問一答は次の通り。
-J1に導くゴール
アウェーの地まで足を運んでくださったサポーターや応援してくれる皆さまのために、前半から苦しい展開の中で、あそこまでボールを運んでくれて(中村)亮太朗が触ってくれて、ラストは自分が足で触るだけっていう。やっぱみんなで勝ち取った1点、みんなで勝ち取った昇格だと思います。
-プロ入り時の恩師、秋葉監督の下でのプレーを選択しました
まずは去年、苦しい思いをしたチームに加わることは自分にもプレッシャーをかけてこのチームを選びましたし、去年、勝ち点1、得点1の悔しさに泣いた中で、常に上にいるチーム、負けは許されないチームの中で、プレッシャーを自分にかけながらJ1昇格、J2優勝を目指してやってきました。あと1歩まで来ました。J1昇格はもう決まったので、残りはJ2優勝を目指して頑張ります。