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【清水】J1復帰!栃木を破り昨季の悔しさ晴らす 来季22年以来3季ぶりJ1 栃木はJ3降格


清水エスパルスが栃木SCに1-0で勝利し、J2リーグ第36節でJ1復帰を決めました。昨シーズン、J1自動昇格の機会を2度逃して苦杯を喫した清水は、今季安定したパフォーマンスを発揮しつつ最終節を迎える前に昇格を確定しました。試合は後半5分に住吉ジェラニレーションの得点でリードを奪い、そのまま逃げ切りました。一方、栃木SCはこの敗北により、J3降格が決定。ホームでの勝点積み上げが功を奏した清水の昇格は、一時的に首位に返り咲く結果となりました。

清水エスパルスの旗

<明治安田J2:栃木0-1清水>◇27日◇第36節◇カンセキ

J2清水エスパルスがJ1復帰を決めた。アウェーで栃木SCに1-0。今季2試合を残してJ1自動昇格圏の2位以内が確定した。

昨季は、勝てばJ1自動昇格を決められたリーグ最終節のアウェー水戸ホーリーホック戦で1-1のドロー。2位から4位に転落した。回ったJ1昇格プレーオフでも、決勝で東京ヴェルディに1点リードの後半追加タイムに追いつかれ、終戦。ほぼ手中に収めていたJ1昇格を2度つかめない屈辱を味わった。

クラブ史上初となる2季連続のJ2となった今季は、安定した強さを見せた。開幕連勝スタートを切ると、第4節以降は3位以内をキープ。一時はアウェー4連敗を喫したが、ホームでは13勝3分け1敗と圧倒的な地力で勝ち点を積み増してきた。

この日も前半は0-0と苦しめられたが、後半5分にセットプレーから均衡を破る。秋葉忠宏監督の愛弟子、DF住吉ジェラニレーションが右足で決めた。終盤、途中出場のFW北川航也主将がラフプレーへの報復行為で退場となる試練にも見舞われたが、敵地に詰めかけた約6000人のサポーターの前で、宿願を成就した。

「勝てば昇格」のチャンスを2度逃した昨季の悔しさを糧にシーズンを戦い、歓喜の瞬間を迎えた。横浜FCが敗れたため、首位にも再浮上。来季は22年以来3シーズンぶりのJ1に挑む。【神谷亮磨】

◆栃木はJ3降格 18位栃木が敗れ、残留を争う17位大分が勝ったため、栃木の来季J3降格も決まった。クラブ新の1万6476人が詰めかけた中、守ってきたJ2の舞台は7年連続で途切れた。

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