虎の今永や! 阪神がドラフト1位で指名したNTT西日本・伊原陵人投手(たかと、24=大商大)が25日、京都府内の同チーム施設で指名あいさつを受けた。藤川球児新監督(44)に初対面で「クレバー」といわしめたトーク力でつかみはOK。理論派の指揮官はカブス今永昇太投手(31)を好例に出し言語化能力に重きを置く。それに負けない頭脳で虎の強力投手陣に割って入る。藤川監督の一問一答は以下の通り。
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-ドラフト1位伊原の第一印象は
僕も18歳でプロ入りした時の、この会見を思い出したんですけど。いかに自分を強く見せられるか、それと自分の本心で話せるかというところで、話を今聞いてると素晴らしいなと。
-ひかれた部分は
技術的なところはもちろんあります。大きな体ではないところから、いざボールを持ってバッターに向かっていく時に体が大きく見えるようなピッチャー。僕が一番ピッチャーで大事にしてるのはピッチングフォームであったり、ボールとのギャップ。伊原投手の場合は、体が小さいように見えるけど、投げる時に大きく見える。僕にとってベストなところ。今永投手であったり。たくさん素晴らしい左投手の条件を兼ね備えていると思います。
-同じドラフト1位としてのアドバイスは
先回りして大変さ、気苦労をフォローするのか、それとも伊原投手自身が普通に乗り越えられるのか。彼の場合は真っすぐ突き抜けていくんじゃないかなと思います。それがやっぱり社会人から入る強さかなと思うので、迷うことなく自分の道を究めて欲しいなと思います。