セレッソ大阪のブラジル人FWレオ・セアラ(29)が、移籍3年目となる来季もクラブ残留が濃厚になったことが25日、分かった。来季監督にパリオリンピック(五輪)を率いた大岩剛氏(52)の就任が決定的となり、クラブは本格的なチーム編成にとりかかる。
横浜Fマリノスの2年間を含め、J1での4年目で通算125試合54得点という圧倒的な決定力を持つレオ・セアラは、今季ここまで34試合21ゴール。初の得点王獲得が目の前に迫っている。
ブラジル人エースには、高額移籍金を支払える中東クラブから常に興味を持たれているが、C大阪は引き抜きを警戒しつつ、本人も大阪での生活に満足しており来季残留が濃厚という。今季から副主将も任され、試合では主将マークもつける大黒柱だ。
同じブラジル人で移籍1年目、ここまで31試合3得点のMFルーカス・フェルナンデス(30)、21試合3得点のFWヴィトール・ブエノ(30)も残留が確実。特にブエノに関しては、出場機会に恵まれていないものの、ファンタジスタ系のプレーにクラブ内では評価が高い。
一方で加入2年目のFWカピシャーバ(27)は、快足ドリブルは相手の脅威になるものの、23試合1得点と数字的に物足りなく、総合的な評価は低い。このまま退団となりそうだ。
クラブ一筋16年の元韓国代表のGKキム・ジンヒョン(37)は、ここまで全34試合にフル出場。本人が現役続行を宣言し、残留が決定的だ。同国籍のGKヤン・ハンビン(33)は今季リーグ戦出場なしが続くが、他クラブからオファーがなければ、このまま移籍3年目を迎える。