starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

【巨人】菅野智之、日本ラスト登板はまさかの敗戦投手 8回完璧投球も9回牧秀悟に勝ち越し許す


巨人の菅野智之投手は、CSファイナルステージ第6戦で8回途中から登板し、21日ぶりの中継ぎ登板を果たした。試合は巨人が2-3で敗れたが、菅野は151キロの直球を武器に圧倒的なピッチングを見せ、試合を締めくくる様子を見せた。特に8回では、全力で投球しDeNAの打者3人を凡退に抑えた。故・原監督から修得した「勝負師」としての姿勢を貫き、自身のプロ12年目を迎えた菅野は、今オフにメジャー挑戦を表明。日本での最後の登板を惜しむ声が挙がる一方で、次なる挑戦への意気込みも伺える。菅野はCSでの5敗目を喫し、セ・リーグ初の5敗というワースト記録に並ぶ結果となった。

巨人対DeNA 8回表DeNA2死、梶原から空振り三振を奪い、雄たけびを上げる菅野(撮影・江口和貴)

<セ・CSファイナルステージ:巨人2-3DeNA>◇第6戦◇20日◇東京ドーム

マウンドを降りるまで、勝負師の顔を崩すことはなかった。大歓声の後押しを受けながら、巨人菅野智之投手(35)が8回のマウンドに上がった。第2戦での先発から中3日。18年10月9日阪神戦以来の中継ぎ登板は、捕手・小林とともに「スガコバ」で登場した。2-2の同点の場面。初球からエンジン全開だった。151キロの直球でストライクを取ると、投ゴロに打ち取り3者凡退に抑えた。

1球投げるたびに球場のボルテージは上がっていったのは、12年間にわたり巨人を支えてきた大エースだから。第2戦の登板後「最終戦も、最後までもつれたら僕も投げる準備していくんで。最後までしっかり準備して、気持ちだけ切らさないようにやっていきます」。その言葉にうそはない。回をまたいだ9回に勝ち越し点を献上しても2回を投げきった。

11年前の13年、新人にして完封をやってのけながら、まさか怒られるとは思ってもみなかった。舞台は同じCSファイナル。リーグ2連覇を果たし広島を迎えての東京ドーム決戦で3安打完封。しかしベンチ裏で待ち受けた当時・原監督の「勝負師じゃない」という言葉だった。マウンドでの立ち居振る舞い、サインへの微妙な反応で表情を崩したことへの苦言。「ジャイアンツという球団はそうじゃいけない。自分でも思うことができた」。プロ12年目。その言葉の意味を理解するからこそ、最後まで勝負師として貫いた。

今オフ、海外FA権行使によるメジャー再挑戦を表明。日本ラスト登板を敗戦投手として終え、次のステージも勝負師として挑む。【栗田成芳】

▼菅野が18年以来、ポストシーズンでは自身初の救援登板も黒星を喫し、CS通算5敗目。プレーオフ、CSで通算5敗は斉藤和(ソフトバンク)杉内(ソフトバンク)チェン・ウェイン(中日、ロッテ)の3人に並ぶワーストタイで、セ・リーグでは初めて。

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.