日本ハムの木田優夫GM代行(56)が20日、東京・神宮球場での東京6大学野球リーグの明大-早大2回戦を視察した。
広島がすでに1位指名を公言し、日本ハムとしても視察を重ねている即戦力遊撃手の宗山塁内野手(4年=広陵)らのプレーをチェック。「どの球団もある程度の評価というのは出そろっていると思うので、最終チェックというか、そういう感じで見に来ています。今日で評価がどうこうというのは」とコメントした。
24日のドラフト会議での1位指名選手については「(今後の)会議次第です。まだ決まっていないです」とした。福岡大大濠の最速149キロ右腕、打力でも評価が高い柴田獅子投手(3年)らも1位指名候補に挙げているとみられる。
またプロ志望届を提出している慶大・清原正吾内野手(4年=慶応)をリストアップしているかという報道陣に問いかけには「うちはリストの中の名前というのは言わないことにしているので」と明言を避けた。
清原は中学、高校と野球をせず、大学4年間で4番打者を打つまでに成長した。日本ハムは過去に異色の経歴の選手を指名したこともあるが、木田GM代行は「それも清原くんに限らずね。いろいろな角度から選手を見て、評価して、ファイターズに入ってきてくれて、ファイターズで活躍してくれるのは誰なのかなというのはみんなで見てみんなで議論する。それは今年も変わらないです」と話すにとどめた。この日の視察には栗山英樹CBO(63)も同行した。