starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

【高校サッカー】新潟明訓FW斎藤瑛太主将「悔しさ晴らせた」上越に快勝し昨年のリベンジ果たす


2大会ぶりの8強進出をチームメートと抱き合って喜ぶ新潟明訓・斎藤瑛主将(手前)(撮影・小林忠)

<全国高校サッカー・新潟県大会:新潟明訓3-0上越>◇19日◇4回戦◇刈羽ぴあパークサッカー場

9大会ぶり7度目の優勝を狙う新潟明訓(プリンスリーグ北信越1部)が、前回大会4回戦で敗れた上越(同2部)に3-0でリベンジを果たし、2大会ぶりの8強進出を決めた。

前半34分、左サイドのロングスローからMF鈴木快空(2年)が先制点を決めると、同37分に左MF桑原壮汰(3年)が追加点。後半16分にはエースで主将のFW斎藤瑛太(3年)が左足でダメ押した。26日の準々決勝は中越と対戦する。

   ◇   ◇   ◇

エースが勝利を決定づけた。斎藤瑛は2-0の後半16分、MF鈴木快からの縦パスを受けると相手を背負いながら左足シュートを逆サイドネットにねじ込んだ。「練習通り。力むことなく打てた」と、パワーと小技が融合した今大会初得点を冷静に振り返った。

上越には1年前、この日と同じ4回戦で対戦し0-1で敗れていた。斎藤瑛は先発出場も前半に左肩を脱臼し、途中交代。手術から半年間はプレーできなかったが、その間に続けた筋トレで分厚さを増したフィジカルと、身長182センチのサイズを生かしたポストワークで攻撃をけん引。「悔しさはしっかりと晴らせた」とリベンジを果たした。

チーム1の得点源は、U-17新潟選抜として9月の国際ユースin新潟に出場。日本代表、アメリカ代表といった同世代のライバルを相手に技を試し、経験値を上げた。「いい意味で力を抜く場面も必要。相手の心情も考えながらプレーすることを学べた」と話すエースに、坂本和也監督(39)は「自分で勝負するところと、味方に任せるところのすみ分けが良くなった」と成長に感心し、期待を寄せる。

全国出場まであと3勝。主将マークを巻くチームの精神的支柱で、ポイントゲッターでもある背番号10は「苦しい時にこそゴールを決める」。国際舞台で自信を深めた点取り屋が、力強く、したたかにゴールに迫り、今大会の主役になる。【小林忠】

   ◇   ◇   ◇

○…坂本監督が「たたき上げの世代」と表現する現チーム。主戦場のプリンスリーグ北信越1部では2位を走るが、今春の県総体は4回戦敗退。この日も序盤は押し込まれた。ただ、守備からリズムをつかみ3発快勝。高校年代ならではの「粘り強さ」と「もろさ」は混在するが、「戦う度に試合をどうデザインするか。ピッチの中で解決し、実行する力がついている」。たくましく成長する選手たちとともに、7度目の全国出場を目指す。

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.