【阪神】若虎に“球児効果”小幡竜平「帰っても見てると思う」藤川球児新監督帰阪も３時間練習

室内練習場でフリー打撃を行う阪神小幡（撮影・村松万里子）

若虎に“球児効果”てきめん！　阪神藤川球児新監督（44）が2日間の宮崎視察を終えて帰阪してから一夜明け。室内練習場にキャンプさながらの緊張感が漂う中、小幡竜平内野手（24）が来季の遊撃レギュラー取りへ、バットを振った。「（監督は）帰っても見ていると思うので、アピールするだけ」。19日のフェニックスリーグ、ハンファ戦（ひなたひむかスタジアム）は雨天中止。午前10時から約3時間の練習で体をいじめ抜いた。

前日18日までの2日間、藤川新監督は若虎に熱視線を注ぎ続けた。新指揮官の「自分がいなくなっても『冷めるな』『慣れるな』」との言葉は選手の心に響いたようだ。和田2軍監督は「今はどこにいても（映像などで）見られるからね。練習も試合も、常に緊張感を持ってやれていると思う」と強調する。

小幡自身は課題の打撃と向き合う。速球を強く打つことをテーマの1つに掲げ「タイミングの取り方が一番大事。意識しないでできるように」と実戦でも意識する。今季は左太もも裏の肉離れの影響で1軍スタメン出場は31試合にとどまり打率2割5分。「常にレベルアップしたい」。関西に戻った新監督へ、アピールを続ける。【村松万里子】