アルビレックス新潟は18日、アウェーで横浜F・マリノス（午後7時半開始、日産ス）と対戦する。試合前日の17日、聖籠町で最終調整。ワールドカップ（W杯）アジア最終予選を戦うオーストラリア代表の活動から戻ったDFトーマス・デン（27）は、先発出場に向け全メニューをこなした。5月の前回対戦は3－1で逆転勝ち。上位進出を争うライバルからの今季2戦2勝のシーズンダブルに向け、最終ラインを支える門番が完封を誓った。
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頼れるセンターバックが、いい守備からチームの攻撃力を引き出す。オーストラリア代表の一員として臨んだW杯アジア最終予選、日本戦（15日、埼玉ス）を終えた翌16日からチーム練習に参加したデンは、横浜戦先発出場が濃厚。「コンディションは問題ない。チームのためにプレーし、勝利に貢献したい」と意気込む。
代表活動で得たことを、新潟の勝利に還元する。オーストラリア・アデレード開催だった10日の中国戦は親族や友人が観戦する前で先発出場。プレー時間は前半45分間のみだったが、3－1の勝利に貢献した。「いいゲームはできた。（ピッチで）国際舞台を戦えたことは非常に学びが多かった」。続く日本戦の出番はなかったが、2試合を通してグッドプレーや試合に臨む心構えなど、勝利のために細部までこだわる重要性を再確認できた。
世界基準を意識することが、レベルアップにつながる。約2週間ぶりの再開となるリーグ戦。両チームそろって4連敗中で、ともに勝ち点3を必死に取りにいく。横浜は前線に少ない人数でも得点を奪いきる質の高いアタッカー陣が並ぶ。激しいオフェンスが予想されるが「自信を持って抑えたい」と完封を誓った。逆にビルドアップの起点ともなる攻撃では「自分たちで解決方法を見つけながら、チャンスを逃さないようにしていきたい」とイメージを描いた。【小林忠】
