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【阪神】藤川球児新監督4時間ミーティング!「アピールを」秋季キャンプ異例の実戦目玉プラン


22年11月、秋季キャンプを視察した藤川氏。左は梅野、中央は平田ヘッドコーチ

さっそく「球児カラー」! 阪神藤川球児監督(44)が就任会見から一夜明けた16日、西宮市内の球団事務所で約4時間、今後のチーム方針などを話し合った。

新指揮官は11月に高知・安芸市で行う秋季キャンプで、週末に複数回実戦を行うプランを披露。近年異例の試みでファンを喜ばせ、選手が猛アピールする実りの秋にする。17、18日は若虎が参加中のみやざきフェニックス・リーグを視察予定。自分色を出し、常勝軍団づくりを進めていく。

   ◇   ◇   ◇

昼過ぎに球団事務所に入った藤川新監督は、日が暮れ始めてやっと帰路についた。「球団としてたくさんのこと、やらなきゃいけないことがあるので、そこの報告と確認と対応と、対策も含めてですね」。約4時間にわたり、今後のチーム方針を協議。その表情には、充実感がにじんでいた。

話題は11月に高知・安芸市で行う秋季キャンプにも及んだ。「地元のみんなに喜んでほしいし、それから関西からも行ける場所なので、フィーバーを起こしてほしい」。タテジマの指揮官として初めて故郷高知に凱旋(がいせん)する今回のキャンプは例年以上に注目度は高い。その目玉プランをしっかり用意していた。

「実戦もやろうと思っていますから」。多くのファンが訪れるであろう週末に試合を開催する。「プロの素晴らしいプレーを見てほしいというのもあって。子どもたちとか、オフでも野球が見れるという喜びも。制限はかかりますけど、ぜひ見てほしい」。ファンを思う心から生まれたアイデアだ。

阪神の秋季キャンプでの紅白戦は19年、対外試合は18年が最後。岡田前監督時代は行っておらず、近年では異例の実戦開催になる。今回は紅白戦だけでなく、対外試合も検討中。高知市でキャンプを張るオリックスや、藤川監督も阪神復帰前の15年に在籍した四国IL・高知などが候補に挙がるとみられる。最終的な開催可否は今後の話し合いを経て決まるが、多くの実戦が組まれれば、安芸が盛り上がることは間違いない。

ファンを喜ばせるだけではない。実戦は選手にとっても絶好のアピールの場になる。「僕が、遠い昔ですけど、試合があった時のアピールの仕方とかを考えたなというのがあって。うまくいったとかいかないというのも、若いなりに経験してほしい」

指揮官は自身の体験を思い返しながら、実りの秋を願った。「練習が必要であればその分、長く練習すればいいし。やっぱり選手はアピールしたいと思いますけどね、正直」。17日には宮崎へ出発し、フェニックスリーグを視察するなど精力的に本格始動。球児色を出しながら、チーム作りを進めていく。【磯綾乃】

◆近年の阪神秋季キャンプでの実戦 個別練習に重点を置いた岡田監督は22、23年とも実施しなかった。矢野監督は就任直後の18年11月17日、韓国LGと初の対外試合で初陣。植田と熊谷が2盗塁ずつを決めるなど8盗塁、15安打15得点の大勝で飾った。19年は11月16、17日の土曜と日曜を利用して2日連続で紅白戦を実施。及川や遠藤、小川ら19年ドラフト指名選手が見学したほか、17日の紅白戦後にはサプライズでメイングラウンドを開放。監督やコーチ、選手が約2000人のファンと記念撮影を行った。金本監督時代の16年には紅白戦4試合、対外試合で韓国LG戦を1試合の計5試合を行った。

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