ジャッジ今PS初アーチ「グレイバーは失礼。今年あれを58本も見ている」一塁帰塁の同僚いじる

本塁打を放ち喜ぶヤンキースのアーロン・ジャッジ（AP）

＜ア・リーグ優勝決定シリーズ:ヤンキース6－3ガーディアンズ＞◇第2戦◇15日（日本時間16日）◇ヤンキースタジアム

主砲がついに目覚めた。ジャッジが今ポストシーズン（PS）初本塁打を放ち、ヤンキースの本拠地2連勝発進を導いた。4－2の7回1死一塁、外角高めの速球を強振。滞空時間の長い打球が中堅フェンスを越えた。一塁走者トーレスがタッチアップに備えて一塁へ帰塁しており、ジャッジは「グレイバーはちょっと失礼だよね。今年あれを58本も見ているはずなのに」と笑顔で同僚をからかう余裕が出た。

2番ソト、5番スタントンが打撃好調な中、3番ジャッジは過去5試合で15打数2安打1打点でノーアーチだった。この日も1回無死一、三塁でも遊撃に飛球を打ち上げた（敵失で三塁走者が得点も打点はなし）。2回1死二、三塁では前打者ソトが敬遠された。満塁から中犠飛で1打点を挙げたが、本塁打、打点のア・リーグ2冠のプライドを踏みにじられていた。

PS通算14号は球団単独5位となり、4位ベーブ・ルースに1本差とした。09年以来のワールドシリーズ進出へ「まだ終わっていない。やるべきことに備えるだけだ」と気を引き締めた。