オリックス山田修義投手（33）が、現役時代も知る岸田新監督の胴上げに意欲を示した。大阪・舞洲の球団施設を訪れたベテラン左腕は「おとこ気あって、現役のころから格好いいと思ってました。（就任は）楽しみだし、マモさんを胴上げできるように、また来年頑張りたい」と誓った。
新監督とは、入団1年目の10年から、ちょうど10シーズンにわたって現役組。ブルペンで多くの時間を共有した。「プレーもそうだし、後輩への接し方が上手だなと思っていた。ベテランだったので準備とか試合までの仕上げ方とか、見させてもらって本当に勉強になった」と振り返る。グラウンド外でも「何回かご飯に連れて行ってもらったりした」と明かす。
自身は今季、初の50試合登板を果たした。3勝2敗、防御率2・08と奮闘。チーム内で貴重な左腕として、あらゆる場面で首脳陣の期待に応えてきた。
「初めて50試合投げられたけど、シーズン通しては1軍にいられなかった。来年は通して活躍できるように、オフから頑張っていきたい。勝ちパターンに入れるように。ただどの場面でもいけるようにしっかり準備したい」
来季は16年目を迎える。目線が近い新指揮官のために、身を粉にして働くつもりだ。
