1日付フランスのレキップ紙は、9月30日に発表されたアントワーヌ・グリーズマン（33）のフランス代表引退の決断を受け、1面と6ページにわたって大きく報じた。
同紙は「アントワーヌ・グーエズマンは昨日（30日）フランス代表引退を発表した。サプライズだった。33歳で18年の世界チャンピオンは、自分の（代表チームへの）影響がますます減っていく前に、先手をうった」「良い決断。良いタイミング」などと伝えた。
記事の中では「姉のモード（グリーズマンの代理人）と彼の妻以外、代表引退の決断を誰にも話していなかった。デシャン監督に電話で決断を知らせた直後、SNSで発表した」と報じている。
さらに指揮官はそのことを予想していなかったという。デシャン監督は彼にオマージュを捧げ「フランス代表チームに一線を引くのは決して簡単なことではない。勇気、明晰さ、誠実さが必要だ。アントワーヌは、彼の分析において、それらを欠くようなことはなかった。それは彼の名誉だ。たとえアントワーヌは、クラブでのキャリアが終わっていないとしても、フランスサッカーのモニュメント（英雄的人物）、フランスサッカーの歴史上最も偉大な選手の1人だったし、それに留まるだろう。当然、私は彼の代表引退をたくさんの感動をもって受け止めている。アントワーヌは私のお気に入りだとよく言われていた。実際に我々は非常に強い関係を築いた。今後もそれが変わることはないだろう。私のグリズー（愛称）、心からいろいろとありがとう！」とのコメントも紹介している。
フランス代表のキャプテン、キリアン・エムバペもまた自身のインスタグラムでグリーズマンの代表引退について「我々の代表チームにおいて、近代で最も重要な選手の1人だ」とコメントをつけ、グリーズマンとの思い出の写真をアップ。感謝のメッセージを送っている。（松本愛香通信員）
