ヴィッセル神戸は2日にアジア・チャンピオンズリーグ・エリート（ACLE）のホーム初戦で山東泰山（中国）と戦う。
1日は神戸市内のいぶきの森球技場で前日練習を行った後、吉田孝行監督（47）とGK前川黛也（30）が試合会場のノエスタで行われた公式会見に出席。指揮官は「このACLEは、早く勝ち点を重ねた方が予選突破できると思うし、明日の試合は現状のベストで臨みたいと考えている」と重要な試合に向けて力強く話した。
対戦する山東は、9月5日に26年W杯北中米大会のアジア最終予選で日本代表と対戦した中国代表メンバー6人を擁し、2月の川崎フロンターレ戦で2ゴールを決めたブラジル人FWクリサンら強力攻撃陣を誇る。難敵に対して吉田監督は「個の力が非常に優れている。カウンターを得意としているので、しっかりと対応しないといけない」と話し、前川は「攻撃にすごく脅威のあるチームなので、気を付けて守りたい」と警戒した。
現在公式戦10戦無敗（8勝2分け）でリーグ2位、天皇杯4強とタイトルを狙える位置につけている神戸。今季始動から意識してきた今大会でも、もちろん目指すのは頂点だ。同監督は「ただ出場するだけじゃなくて、優勝を狙いたい。その意味では特に明日の試合は重要になってくる」。ホーム初戦での今大会初白星を全力でつかみ取りにいく。【永田淳】
